病院案内Hospital information
概要
腫瘍を画像化するPET検査と、体内を細かく撮影できるCT検査を同時に行います。それにより、腫瘍の有無とその位置および広がりが分かります。
我々の体の細胞はエネルギー源としてブドウ糖を必要としていますが、腫瘍細胞は正常細胞よりも多くのブドウ糖を消費して増殖しています。
体内のブドウ糖の行き先が分かれば腫瘍の存在が分かります。そこで、ブドウ糖に放射線で目印を付けた「FDG」という薬が作られました。
FDGは体内で糖と同じ挙動をして細胞に取り込まれます。特に、脳や心臓、腫瘍細胞などは、より多く取り込まれます。PET装置を用いて放射線の分布を見ることにより、腫瘍などの病変が分かります。
5 ㎜以下の小さな腫瘍、肝細胞癌や胃癌などのように糖代謝の低い(FDG が集まりにくい)腫瘍の診断はできません。
検査時は注射の痛みはありますが、撮影は装置ベッド上で30分程度安静にしているだけです。
投与するくすりは砂糖水のようなものですので副作用はありません。くすりから出る放射線による被ばくはバリウム検査と同じくらいですので、体に影響はありません。体内の放射線は2時間ごとに半減されていき、翌日までにほとんどなくなります。
一般的に、保険3割負担で約3万円。自由診療や健診PETなどは約10万円です。
撮影時間は30分程度。当日の時間拘束は3時間程度です。
当院、予防医療センターへお問い合わせ下さい。