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診療科案内 Specialty guidance 診療科案内Specialty guidance

消化器外科

 

 当科は鼠径ヘルニア 虫垂炎 胆石症などの良性疾患から食道、胃、大腸の消化管および肝胆膵3領域の悪性腫瘍まで消化器全ての領域の手術を行っています。

 これまで胃癌、大腸癌に関しては積極的に腹腔鏡手術を施行してきており、県内随一の症例数を誇っています。また2021年度からは胃癌と直腸癌に対しダビンチによるロボット手術を開始し、さらに精緻な手術が可能となっています。これら腹腔鏡やロボットを用いた手術は体の負担が少ない手術のため、術後1週間から10日前後で退院いただいています。

 また肝臓、膵臓でも積極的に腹腔鏡手術を取り入れており、肝臓は約半数の症例が腹腔鏡手術となっています。術前3Dシミュレーションや蛍光内視鏡を用い、県内でもトップクラスの症例数となっています。

 当科の特徴としては、東京医科歯科大学と緊密に連携して診療にあたっており、大学や癌センターなどから多数の医師が赴任し、最先端の医療を提供しています。

 また癌の治療ではガイドラインに沿った治療を行うことを原則としていますが、消化器外科医のみならず、消化器内科医放射線科医病理医と定期的にカンファランスを行い、患者様にとって最善の治療を提供することを目標としています。外科領域では腹腔鏡やロボット手術がますます盛んに取り入れられる一方、内科領域でも最近の薬物治療の進歩はめざましく、当院でも抗がん剤や分子標的薬といった薬物治療はもちろんのこと、ゲノム医療も積極的に取り入れています。当初は進行した癌のために切除不能とされた場合でも、こうした内科的治療が奏功し外科手術ができるようになる患者様も認められるようになってきています。

 私たち外科が最善の手術を提供し、さらに病院全体で最先端の医療を提供することで地域の皆様に貢献したいと考えています。

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