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診療科案内 Specialty guidance 診療科案内Specialty guidance

整形外科

救命救急センターがあり茨城県県南地区の外傷例が救急車で運ばれることが多く、しかも多発外傷や多発骨折など重症例の頻度が高いのが特徴です。当直医や救急科を中心に各科の協力のもと集学的な治療が可能です。手外科専門医が常勤しており、切断指再接着適応の症例なども受け入れています。また、整形外科領域の骨軟部腫瘍を加療する施設は限られていますが、茨城県地域がんセンターを併設し、癌研有明病院及び東京医科歯科大学と協力して治療にあたっています。

最近では茨城県全域から紹介症例が多く集まっています。脊椎外科では脊椎外傷に対する固定術や頚椎症性脊髄症、脊柱管狭窄症などの変性疾患、椎間板ヘルニアなどに手術を行い、早期退院を目指して早期離床を心がけています。スポーツ医学は膝関節を中心に靭帯損傷や半月板損傷に対して関節鏡視下に靭帯再建や半月板縫合や切除などを行っています。また、昨今の状況として高齢化社会が進んでおり、年間200例に及ぶ大腿骨近位部骨折に対する手術や骨粗鬆症の加療も行っています。

これらの高齢者外傷および疾患に対しては、救急患者の対応を迫られる地域基幹病院の特徴として長期の社会的入院加療や手術以外の通院加療を希望通りに行うことは困難な一面もありますが、地域連携パスなどで他施設とも密に連携をとり、対応が可能となっています。

なお、外来は前医での治療歴のある患者さんは紹介状を持参していただくのがスムーズな診療につながりますが、必ずしも予約をとらなくても初診での受診が可能となっています。申し訳ないのですが、多くの術後患者と紹介患者に対応するという特徴から外来は非常に込み合うことが多いのが現状となっています。当科の地域に対する役割としては予約患者のみの診療とすることは現実的ではなく、時間と気持ちに余裕を持っての受診をよろしくご協力いただければ幸いです。

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