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診療科案内 Specialty guidance 診療科案内Specialty guidance

緩和ケアセンター・緩和ケア科

緩和ケアについて

緩和ケアは、WHO(世界保健機構)によって、下記のように定義されています。

  • 1 緩和ケアとは,生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族の QOL を,痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで,苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである。
  • 2 緩和ケアは,痛みやその他のつらい症状を和らげる。
  • 3 緩和ケアは,生命を肯定し,死にゆくことを自然な過程と捉える。
  • 4 緩和ケアは,死を早めようとしたり遅らせようとしたりするものではない。
  • 5 緩和ケアは,心理的およびスピリチュアルなケアを含む。
  • 6 緩和ケアは,患者が最期までできる限り能動的に生きられるように支援する体制を提供する。
  • 7 緩和ケアは,患者の病の間も死別後も,家族が対処していけるように支援する体制を提供する。
  • 8 緩和ケアは,患者と家族のニーズに応えるためにチームアプローチを活用し,必要に応じて死別後のカウンセリングも行う。
  • 9 緩和ケアは,QOL を高める.さらに,病の経過にも良い影響を及ぼす可能性がある。
  • 10 緩和ケアは,病の早い時期から化学療法や放射線療法などの生存期間の延長を意図して行われる治療と組み合わせて適応でき,つらい合併症をよりよく理解し対処するための精査も含む

大坂 巌他、Palliat Care Res 2019; 14(2): 61-66

当院では、緩和ケアセンターのもとに、緩和ケア外来、チーム、病棟を組織しています。

・緩和ケア外来:主診療科からの紹介で、外来患者さんの併診を行っています。

・緩和ケアチーム:主に入院中の患者さんの苦痛(身体的、心理的)に対して、多職種のチームで対応しています。

・緩和ケア病棟:14床の全室個室の病棟(6A病棟)で、がん患者さんの症状緩和、地域との連携調整等を行っています
 ➡詳細は緩和ケア病棟のご案内をご覧ください

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