
臨床研修は、研修医を、将来専門とする分野にかかわらず、医学および医療の果たすべき社会的役割を認識し、プライマリケアの基本的な診察能力を身につけ、全人的で科学的根拠に基づいた医療をおこなえるように導くものでなければならず、技術・知識の習得のみではなく医師としてふさわしい人格をかん養することを重視するものである。
医療は、ヒトがヒトを診断し、場合によっては侵襲を与えつつ治療する行為である。従って、患者との信頼関係構築と、常に安心・安全な医療の提供をめざすことが重要である。そのための基本的な能力を2年間の初期臨床研修期間で醸成する。
初期臨床研修2年を通して、以下を身に付ける。