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院長挨拶

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 当院は昭和23年(1948年)、土浦駅近くに新治協同病院として開業し、昭和45年(1970年)、土浦市真鍋新町に土浦協同病院として拡充移転しました。その後、医療を取り巻く環境の変化に対応し、病院機能の集約化と最新の医療器械を導入するべく、平成28年3月(2016年)に現在の土浦市おおつ野に800床で新築移転いたしました。

 8年目の今日、新病院では様々な最新治療が行われております。ハイブリッド手術室では、カテーテルによる弁膜症治療や大動脈瘤治療、ダヴィンチによるロボット手術を泌尿器科、外科、婦人科で導入し、患者さんへの身体的負担を減らした低侵襲手術で良好な実績を上げております。同時に救急医療の充実にも努め、いまでは県内一の救急車受け入れ台数になりました。すべての入院患者さんに対して、医師、看護師、理学療法士などによるチーム医療でリハビリを積極的に行い、早期離床、早期退院を目指しております。

 2020年2月からの新型コロナウイルス感染流行に対しては、職員一丸となって感染対策をとりながらコロナ肺炎の治療にあたりました。県内で最多数の感染者を受け入れながらも、3年間、院内感染を抑え込み、救急を止めることなく通常診療を続けることができました。これは私が30年間勤務していつも感じてきたこと、すなわち、ひとりの患者さんの病気を治す、あるいは命を救うためには、昼夜を問わず診療科の枠を超えて協力し、必要な医療を追求しようという姿勢、DNA(遺伝子)が土浦協同病院にはあるから成し得たことだと思っています。

 令和6年度(2024年度)4月から始まる医師の働き方改革によって、医師の労働時間に制限が設けられ、私たちも難しい対応を迫られております。当院としては、人材確保に努め、専門的治療が必要な病気や高度な救急治療を要する病気、外傷などの治療に資源を集中してまいります。治療によって病状の安定した患者さんには、ぜひお近くの通いやすい開業医または医療施設でかかりつけ医を見つけて頂き、当院外来も併せてご利用頂くことで地域医療にとっても好循環を生み出していけると期待しております。

 土浦協同病院はこれからも地域医療の要としての役割を担っていく所存ですので、なにとぞご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

令和6年4月                 

病院長 広岡 一信  

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