
早期乳がんのサインとされる乳腺の微細な石灰化(砂粒のようなもの)を鮮明に描出することができます。また、乳房の全体像を1枚の画像として表示するので左右を比較して診ることができます。
下記に該当する患者さまは事前にお知らせ下さい。
当院にはマンモグラフィ検査の専門的知識を有する認定技師が在籍しており、検査は女性技師が行います。気になることがありましたら遠慮なくご相談ください。
上半身は裸の状態で検査を行います。圧迫板で乳房を強く押さえます。片方の乳房に対して1~2方向の撮影を行います。検査時間は着脱衣を含め約10分です。
圧迫板で圧迫することで厚みのある乳腺組織が薄く均一に広がり、微細病変を明瞭に描出することができます。圧迫はやや強めに押さえますが一定以上の圧力はかからない設定になっています。また、乳房を薄くつぶすことで放射線の被ばく線量を低減することもできます。
乳房は1~2方向から撮影を行います。1方向のみの撮影はMLO(内外斜位方向)撮影となっています。このMLO撮影は乳房を斜めにはさむことで乳房全体を写すことができます。2方向撮影ではMLO撮影とCC(頭尻方向)撮影を行います。CC撮影は乳房を上からはさんで撮影をします。このCC撮影を行うことによって、MLO撮影では画像に写し難い乳房の内側を補うことができます。