生化学検査

生化学検査とは

患者様から採血した血液を遠心分離すると、赤血球・白血球・血小板などの有形成分の沈殿物と、上の部分の血清と呼ばれる液体成分に分かれます。生化学検査ではおもにこの血清を自動分析装置で化学的に分析します。血清中の成分を測定することによって、からだに異常があるかないか、またどの部分に異常があるか特定し病気の診断や治療効果の判定の手助けをしています。
また当院ではインスリンなどの自己注射をしている患者様へ自己血糖測定器（ＳＭＢG）の貸し出しを行っており、糖尿病の患者様にも関与しています。

検査の目的	おもな検査項目（略称または別名）
肝臓	AST（GOT）、ALT（GPT）、γ-GTP
腎臓	クレアチニン（CRE）、尿素窒素（BUN）
膵臓	アミラーゼ（AMY）、膵リパーゼ（Ｐ-ＡＭＹ）
心臓	CK（CPK）、CK－MB、NT-proBNP
炎症	CRP
脂質	総コレステロール（T-CHO）、中性脂肪（TG）、HDLコレステロール、LDLコレステロール
糖尿病	グルコース（Ｇｌｕ）、ヘモグロビンA1c（HbA1c）、糖化アルブミン（ＧＡ）
栄養状態	総たんぱく（ＴＰ）、アルブミン（ＡＬB）、プレアルブミン（ＴＴＲ）