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腹腔鏡下尾側膵切除(膵体尾部切除)

 腹腔鏡手術はお腹のなかにガスを入れて膨らませ、4-5カ所の小さなキズ(5-12mm)からカメラや鉗子を挿入し、テレビモニターを見ながら行う手術です。

 従来の開腹手術と比較して、小さなキズで済みますので患者さんに取っては体の負担が少ないといったメリットがあります。

 当院でも2016年の保険収載を受けて、腹腔鏡下尾側膵切除術を開始し、これまで安定した手術成績を収めてきました。現在は膵癌を含めて全ての膵腫瘍にこの手術を施行することができますが、当科では安全性と根治性のバランスを考慮し、腹腔鏡手術、開腹手術のいずれでも、最善と思われる術式を患者さんに提供しております。

 2020年は46%が、2021年は54%が腹腔鏡手術となっています。

 腹腔鏡下尾側膵切除術の利点として、体への負担が少なく、キズが目立たないといったことがあり、術後順調な経過では10日前後で退院となっております。

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