
成人の3人に1人は血圧の異常を認めるといわれていますが、高血圧はなかなか症状が出ないため見過ごされがちです。高血圧症のほとんどが原因のわからない本態性高血圧症ですが、なかには別の病気があるために血圧が高くなる二次性高血圧症があります。そのほとんどは腎臓病や内分泌疾患によるものです。特に若い人におこる治療の困難な高血圧は内分泌性高血圧症である可能性が高く、糖尿病を合併したりすることもあります。もとの内分泌の病気を早めに治療すれば高血圧症・糖尿病も治ります。最近本態性高血圧症と考えられていた患者様の中に高頻度に副腎の原発性アルドステロン症が隠れていたことがわかってきています。内分泌内科ではこのような高血圧症の専門的な診断・治療に力を入れております。