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経カテーテル大動脈弁留置術 (transcatheter aortic valve implantation, TAVI)

 近年、心臓の弁膜症など、器質的な心疾患に対するカテーテル治療が注目されてきており、 ”structural heart disease (SHD、心構造疾患) インターベンション” と呼ばれています。

 当院では2017年6月から重症大動脈弁狭窄症の患者様に対してカテーテルを用いて生体弁を留置する治療方法である、経カテーテル大動脈弁留置術 (transcatheter aortic valve implantation, TAVI)を行っています。TAVIは、太ももの付け根にある大腿動脈、もしくは肋骨の間からカテーテルを入れ、正常に機能しなくなった大動脈弁の代わりとなる生体弁を心臓まで運び、留置する治療法です。一般的に胸の中央の骨を縦に切開して行う開胸手術に比べ、傷が小さくてすむ治療法なので、体への負担が少なく、また治療中も心臓を止める必要がないので、人工心肺を使いません。この治療法により、高齢、もしくは合併症のため従来の外科手術が困難な患者様も根本的治療が可能となりました。

 循環器内科医心臓血管外科医麻酔科医放射線科医、コメディカル等のスペシャリストが「ハートチーム」を形成し、個々の患者様に最適な治療法を提供します。

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