
教育内容と時間数
研修は、共通して学ぶ「共通科目」と特定行為区分ごとに学ぶ「区分科目別」に分かれており、研修は、講義、演習または実習によって行われます。
(1)共通科目(必修科目):特定行為区分に共通して必要とされる能力を身につけるための科目(研修期間:最短6カ月)
共通科目 | 時間数 | 評価方法 |
---|---|---|
臨床病態生理学 | 30時間 | 筆記試験 |
臨床推論 | 45時間 | 筆記試験 観察試験 |
フィジカルアセスメント | 45時間 | 筆記試験 |
臨床薬理学 | 45時間 | 筆記試験 |
疾病・臨床病態概論 | 40時間 | 筆記試験 |
医療安全学/特定行為実践 | 45時間 | 筆記試験、観察試験 |
合計時間数 | 250時間 |
(2)区分別科目(選択科目):各特定行為に必要とされる能力を身につけるための
科目(研修期間:最短6カ月)
術中麻酔管理領域パッケージ
区分別科目別 | 科目名 | 時間数 | 評価方法 |
---|---|---|---|
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 9時間 | 筆記試験 観察評価 実技試験 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | 侵襲的陽圧換気の設定の変更 人工呼吸器からの離脱 |
17時間 | |
動脈血ガス分析関連 | 直接動脈穿刺法による採血 橈骨動脈ラインの確保 |
15時間 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 | 11時間 | |
術後疼痛管理関連 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 | 8.5時間 | |
循環動態に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 | 12.5時間 | |
合計時間323時間(共通科目250時間+区分別科目73時間) |
救急領域パッケージ
区分別科目別 | 科目名 | 時間数 | 評価方法 |
---|---|---|---|
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 9時間 | 筆記試験 観察評価 実技試験 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | 侵襲的陽圧換気の設定の変更 非侵襲的陽圧換気の設定の変更 人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 人工呼吸器からの離脱 |
29時間 | |
動脈血ガス分析関連 | 直接動脈穿刺法による採血 橈骨動脈ラインの確保 |
15時間 | |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 | 11時間 | |
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 | 抗けいれん剤の臨時投与 | 14.5時間 | |
合計時間328.5時間(共通科目250時間+区分別科目78.5時間) |