クリニカルラダーシステム

段階に応じた院内研修プログラムが組まれており、学習を効率的に行うことができます
看護管理者との面接により学習の評価が行われ、個々の課題の明確化と学習の動機付けにつながっています

クリニカルラダーシステム

評価を基に臨床看護実践能力における目標を設定し、努力することで自己の看護レベルを向上できる

  1. 個々の看護師自身の目標に沿って自ら学ぶことが基本である
  2. 職場内教育は各職場師長の責任の下に実施される
  3. 成長にひとつの区切りをつけ、自らのキャリアを向上させることに役立てる
  4. 評価の結果に自分がどのように主体的に取り組むかが求められる
  5. 評価者は看護師としての成長を導き支援する
  6. 評価されることが目的でなく,できる事を評価し、さらに発展させることへのアドバイスをする

対象者:就職1年目から主任までとする。(師長を除く全有資格者である)

現任教育一覧表

現任教育一覧表

評価基準

評価基準

  • S:特に良い(100%) A:良い(80%以上) B:普通(50%以上)
  • C:努力を要す(30%以上) D:特に努力を要す(30%以下)

評価方法

1)レベル段階における臨床実践能力の自己評価を行う

内容について上記の5段階で評価し、自己評価欄にS・A・B・C・Dをつける

*評価の〔S・A〕は、個人の強み、評価の〔B〕は、努力項目、評価の〔C・D〕は個人の弱みのところである。評価後、個人の活動結果と今後の方向性を記載する。特に自分の強みの部分や弱みの部分をきちんと見極め、成長の一助とする

2)他者評価

自己評価と同様の方法で内容ごとに評価を行う

評価は看護師長,主任が行う。臨床実践の項目は、受け持ち患者の看護過程(看護計画、看護記録、評価、サマリーを参考にし、具体的な行動(行動観察記録表活用)を見て、人事考課表を用いて評価していく

3)レベルの進み方

内容の評価が全て〔B〕以上の場合、上のレベルに進むことができる

4)年間計画

  1. 4月(目標設定)
    • 本人:部署目標を念頭に、個人のチャレンジ目標(能力開発目標・業績目標)と具体的実施計画を入力し所属長に送信する
    • 所属長:目標確認の上、本人と目標面接を行う
      チャレンジシート原本は本人に返却する
  2. 9月(中間評価)
    • 自己評価し所属長へ送信する
    • 所属長:所属長コメントを入力し、中間面接を行う
      チャレンジシート原本は本人へ返却する
  3. 2月(振り返り)
    • 本人:年間を通した自己評価と次年度の課題を入力し、所属長へ送信する
    • 所属長:所属長コメントを入力し、育成面接を行う
      チャレンジシート原本は本人に返却、電子化されたものを看護部で保管する
    • 看護部長:全職員の電子化されたものを保管する
  4. 異動の際には異動先の所属長へ提出する
    • 異動先で新たな目標を設定する場合には、新しい用紙に入力し前職場のチャレンジシートとともに保管する

研修と教育

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