令和２年度 総合病院土浦協同病院 病院指標

「060340xx03x00x　胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、良性の胆管の狭窄病変に対して、内視鏡を用いて原因となる結石を除去したり、狭窄部位を拡張する診療プロセスです。外科手術と異なり、低侵襲な治療法です。
「060210xx99000x　ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、ヘルニアを伴わない腸閉塞に対して、手術は行わず、薬物療法など保存的治療を行う診療プロセスです。
「060050xx97x0xx　肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） その他の手術あり 手術・処置等２なし」は、主に肝臓がんに対して、外科手術ではなく、血管内カテーテル操作により、肝動脈内に抗がん剤と動脈をふさぐ物質を注入する診療プロセスです。
「060100xx01xxxx　小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 」は、主に大腸の良性ポリープに対して内視鏡的粘膜下切除を行う診療プロセスです。外来で行う場合はこの分類では集計されません。covid-19の影響で外来で行われることが多くなりました。
「060020xx04xxxx　胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術」は、早期胃がんに対して内視鏡を用いて粘膜下層剥離術による切除を行う診療プロセスです。

「050070xx01x0xx　頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等２なし」は、当院で最も患者数の多い診断群分類です。心房細動・心房粗動・上室性頻脈など、頻脈性の不整脈に対して、外科手術ではなく、血管内カテーテル操作で、不整脈の原因となる心臓の筋肉（心臓のごく一部です）を熱で変性させることにより治療する診療プロセスです。この手技は局所麻酔で行われ手術に分類されます。緊急入院して緊急手術する場合もありますが、多くは予定入院翌日手術、手術後翌日から2日で退院です。
「050050xx9920xx　狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１２あり 手術・処置等２なし」は、狭心症や心筋梗塞の既往のある患者さんに、病状の評価や治療方針を決めるために行う、心臓カテーテル検査の診療プロセスです。多くは予定入院で、入院翌日検査その翌日退院です。
「050130xx9900xx　心不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし」は、様々な原因による心不全に対して根本的な治療ではなく主に薬物療法による保存的療法を行い、心不全症状の改善やADLの改善を目標とする診療プロセスです。
「050030xx97000x　急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等１なし、１あり 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、急性心筋梗塞の患者さんに対して検査で心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈に治療を必要とする高度な狭窄が見つかった患者さんに行う外科手術ではなく、血管内カテーテル操作で、狭窄した血管を中から押し広げるステント等を挿入し、狭窄の改善や再狭窄の予防を行なう診療プロセスです。この手技は局所麻酔で行なわれ手術に分類されます。
「050050xx0200xx　狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１なし、１,２あり 手術・処置等２なし」は、検査で心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈に治療を必要とする高度な狭窄が見つかった患者さんに行う外科手術ではなく、血管内カテーテル操作で、狭窄した血管を中から押し広げるステント等を挿入し、狭窄の改善や再狭窄の予防を行う診療プロセスです。この手技は局所麻酔で行なわれ手術に分類されます。多くは予定入院で、入院翌日手術その3日後退院です。

「040040xx9910xx　肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし」は、肺がんが疑われる患者さんに対して、診断を確定するための気管支鏡検査を行う診療プロセスです。多くは予定入院で入院当日検査翌日退院です。
「040040xx99040x　肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし」は、肺がんの患者さんに対して特に明示されない抗癌剤による薬物療法を行う診療プロセスです。
「040110xxxxx0xx　間質性肺炎 手術・処置等２なし」は、間質性肺炎（主に感染症以外の肺炎）に分類される患者さんに対して、診断のための検査や治療を行う診療プロセスです。人工呼吸器管理が必要な重症患者さんは、この分類には集計されません。
「040081xx99x0xx　誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし」は、誤嚥を起こしやすい基礎疾患を有する患者さん（老人が多い）に生じた肺炎に対して、主として抗生物質を投与し嚥下訓練などを行う診療プロセスです。
「040040xx9900xx　肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし」は、肺がんの患者さんに対して手術、薬物療法、放射線療法などの積極的な治療を行わない診療プロセスです。

「110280xx99000x　慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、慢性腎不全や間質性腎炎などの患者さんに対する、手術や輸血を行わない様々な診療プロセスが含まれます。
「110310xx99xx0x　腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし」は、尿路感染症に対して主として抗生物質を投与する診療プロセスです。
「110280xx02x00x　慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術・処置等２なし 副傷病なし」及び「110280xx02x1xx　慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術　その他の動脈等 手術・処置等２１あり」は、慢性腎不全の患者さんで、今後行う維持血液透析や、すでに行われている維持血液透析のために必要な、内シャントを造設したり再建したりする診療プロセスです。
前者は入院中に血液透析を行わない、後者は血液透析を行うプロセスです。
「110280xx99010x　慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２１あり 副傷病なし」は、慢性腎不全の患者さんに対し、入院中に血液透析を行う診療プロセスです。

「130030xx99x5xx　非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等２５あり」は、非ホジキンリンパ腫に対して抗癌剤リツキシマブ+フィルグラスチム、または抗癌剤リツキシマブ+レノグラスチムを投与する診療プロセスです。
「130060xx97x40x　骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等２４あり 副傷病なし」、「130060xx99x4xx　骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等２４あり」は骨髄異形成症候群の患者さんに対して、抗がん剤ビダーザを投与する診療プロセスです。
前者は輸血あり後者は輸血なしの違いです。
「130010xx97x2xx　急性白血病 手術あり 手術・処置等２２あり」は急性白血病に対して抗がん剤による薬物療法と輸血を行う診療プロセスです。
「130030xx99x4xx　非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等２４あり」は、非ホジキンリンパ腫に対して抗癌剤リツキシマブを投与する診療プロセスです。

「10007xxxxxx1xx　２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等２１あり」、「10007xxxxxx0xx　２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等２なし」は、前者は注射用インスリンを使用する診療プロセスで、後者は注射用インスリンを使用しない診療プロセスです。
「100393xx99xxxx　その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし」は、高カリウム血症やアシドーシスに対して主に輸液などを行う診療プロセスです。
「100391xxxxxxxx　低カリウム血症」は、低カリウム血症に対して輸液等の保存的療法を行う診療プロセスです。

「070560xx99x00x　全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等２なし」は、関節リウマチを除く膠原病に対して、診断や治療を行う診療プロセスです。

「010060x2990401　脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2」は、発症後3日以内の脳梗塞で、重篤な意識障害はなく、日常生活の自立度が7段階中2番目以下に良い患者さんに対して、エダラボンという脳梗塞治療薬を使い保存的に治療する診療プロセスです。
「010060x2990201　脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２２あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2」は,一番目の診療プロセスと比べエダラボンは使用せず、かつ脳血管リハビリテーションを行う診療プロセスです。
「010040x099000x　非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、非外傷性の脳出血に対してリハビリテーションを含む保存的治療を行う診療プロセスです。
「010230xx99x00x　てんかん 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、てんかんに対して抗痙攣薬投与を中心とする保存的治療を行う診療プロセスです。
「010080xx99x0x1　脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等２なし15歳以上」は、脳脊髄炎や脳症に対して薬物療法等保存的療法を行う診療プロセスです。

「160800xx01xxxx　股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等」に分類される多くの患者さんは、高齢者の大腿骨頚部骨折です。大腿骨頭挿入手術や大腿骨を固定する手術が行われます。
「070230xx01xxxx　膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等」は、変形性膝関節症に対する主として新たに人工膝関節置換術を行う診療プロセスです。
「07040xxx01xxxx　股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等」は、変形性股関節症などに対して主として新たに人工関節置換術を行う診療プロセスです。集計期間中に再置換術は1件含まれました。
「160740xx01xx0x　肘関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等 定義副傷病なし」は、肘周辺の骨折に対して、骨折観血的手術を行う診療プロセスです。
「160760xx97xx0x　前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし」は、前腕骨骨折に対して手術を行ったり、術後固定器具を除去する診療プロセスです。

「160200xx0200xx　顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。） 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし」は、
外傷性顔面骨骨折に対して手術を行う診療プロセスです。
「180060xx97xxxx　その他の新生物 手術あり」は、皮膚及び皮下の良性悪性が決定されてない段階で、診断や治療のために手術を行う診療プロセスです。
「020320xx97xxxx　眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり」は、眼瞼下垂以外の眼瞼及びその周辺の病変に対して手術を行う診療プロセスです。
「070071xx97xxxx　骨髄炎（上肢以外） 手術あり」は、足及び足趾の骨髄炎に対して手術を行う診療プロセスです。
「020230xx97x0xx　眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等２なし」は、眼瞼下垂症に対して手術を行う診療プロセスです。

「160100xx99x00x　頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、頭部外傷で緊急入院した患者さんに対して、手術などは行なわない診療プロセスです。
「160100xx97x00x　頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２なし 定義副傷病なし」は、外傷性頭蓋内損傷に対して、手術を行う診療プロセスです。
「010050xx02x00x　非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、非外傷性硬膜下血腫に対して穿孔洗浄術を行う診療プロセスです。
「010230xx99x00x　てんかん 手術なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、てんかんに対して手術は行わず薬物療法などを行う診療プロセスです。
小児は小児科に集計されます。
「010040x099000x　非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、非外傷性脳出血に対してリハビリテーションを含む保存的治療を行う診療プロセスです。

「040040xx97x10x　肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等２１あり 副傷病なし」「040040xx97x00x　肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等２なし 定義副傷病なし」は、共に主として肺がんに対して行われる手術の診療プロセスです。
前者は中心静脈ラインや人工呼吸器が装着され、後者は装着されません。
「040200xx01x00x　気胸 肺切除術等 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、非外傷性気胸の患者さんに手術を行う診療プロセスです。ほとんど胸腔鏡下手術が行われます。
「040040xx9910xx　肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり 手術・処置等２なし」は、肺がんが疑われる患者さんに対して、診断を確定するための気管支鏡検査を行う診療プロセスです。多くは予定入院で入院当日検査翌日退院です。
「040040xx99040x　肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２４あり 定義副傷病なし」は、肺がんに対して抗癌剤による治療を行い、放射線療法を行わない診療プロセスです。

「050170xx03000x　閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等 手術・処置等１なし、１あり 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、動脈硬化症やその他の原因による四肢の動脈の閉塞や狭窄病変に対して、カテーテル操作による血管拡張術や血栓除去術を行ったり、外科手術により狭窄や閉塞病変の改善を行う診療プロセスです。本集計には副傷病が定義される患者は含まれません。
「050080xx0101xx　弁膜症（連合弁膜症を含む。） ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 手術・処置等１なし 手術・処置等２１あり」は、心臓弁膜症に対して、主として弁置換手術や弁形成手術を行う診療プロセスです。
「050163xx03x0xx　非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等２なし」は、破裂していない腹部大動脈瘤あるいは腸骨動脈瘤に対して、外科的切除術ではなく動脈瘤内にステントグラフトを挿入し破裂を予防する手術を行う診療プロセスです。
「050170xx03001x　閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等 手術・処置等１なし、１あり 手術・処置等２なし 副傷病あり」は、動脈硬化症やその他の原因による四肢の動脈の閉塞や狭窄病変に対して、直視下手術を行う診療プロセスです。本集計には副傷病定義のある患者が集計されます。
入院中に血液透析やプロスタグランジン製剤などを使用する患者やリハビリテーションを行う患者が集計されます。
「050180xx02xxxx　静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等」は、下肢の静脈瘤に対して、血管内焼灼手術などを行う診療プロセスです。多くは入院当日手術です。covid-19の影響で簡便な手術は入院せず、外来で行われここでは集計されないので、昨年より件数は減り平均在院日数は長くなっています。

「040100xxxxx00x　喘息 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、外来では治療困難な喘息発作をおこす患者さんに対して、主として薬物療法を行う診療プロセスです。
「010230xx99x00x　てんかん 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病なし」は、外来では治療困難なてんかんに対して主として薬物療法を行う診療プロセスです。
「180030xxxxxx0x　その他の感染症（真菌を除く。） 定義副傷病なし」は、詳細不明な感染症に対して薬物療法などを行う診療プロセスです。
「110310xx99xxxx　腎臓又は尿路の感染症 手術なし」は、尿路感染症に対して薬物療法を行う診療プロセスです。
「030270xxxxxxxx　上気道炎」は上気道炎に対して薬物療法を行う診療プロセスです。

「140010x199x0xx　妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等２なし 」と
「140010x199x1xx　妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等２１あり」は、出生時体重2500g以上の新生児で、新生児の黄疸・呼吸不全・低血糖などを合併しています。手術は行いませんが、合併症の治療や新たな合併症の予防を行います。
後者では経過中に中心静脈注射や人工呼吸器治療が行われます。
「140010x299x0xx　妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満） 手術なし 手術・処置等２２なし」と「140010x299x2xx　妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満） 手術なし 手術・処置等２１あり」は、
共に、出生時体重1500g以上2500g未満の新生児で、母親の妊娠期間短縮や新生児の黄疸や呼吸不全などを合併しています。
手術は行いませんが、合併症の治療や新たな合併症の予防を行います。処置22ありはRSウィルス感染症の重症化予防に有効なシナジスを投与します。
処置21ありは経過中に中心静脈注射や人工呼吸器治療が行われます。合併症なく一定体重以上まで発育すれば退院となります。
「140080xx99x00x　脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病なし」は、脳や脊髄あるいは脊椎の先天性異常に対する診療プロセスです。

「110080xx991xxx　前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり」は、前立腺がんが疑われる患者に対して針生検を行い確定診断をつけるための診療プロセスです。予定入院当日検査翌日退院です。
「110070xx03x20x　膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等２２あり 定義副傷病なし」は、膀胱がんに対して経尿道的切除（膀胱は温存）を行い術後膀胱内に抗癌剤を注入する診療プロセスです。
「11012xxx04xxxx　上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）」は腎・尿管結石に対して超音波を照射し結石を破砕します。
この手技は手術に分類されますが、手術室ではなく専用の治療室で行います。予定入院で、入院当日手術を行います。
「110200xx02xxxx　前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術」は、前立腺肥大症に対して経尿道的前立腺切除を行う診療プロセスです。
「110080xx03xxxx　前立腺の悪性腫瘍 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術」は前立腺がんに対する放射線照射を行うために経皮的に金属マーカーを挿入する診療プロセスです。予定入院当日穿刺翌日退院です。

「110080xx991xxx　前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり」は、前立腺がんが疑われる患者に対して針生検を行い確定診断をつけるための診療プロセスです。予定入院当日検査翌日退院です。
「110070xx03x20x　膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等２２あり 定義副傷病なし」は、膀胱がんに対して経尿道的切除（膀胱は温存）を行い術後膀胱内に抗癌剤を注入する診療プロセスです。
「11012xxx04xxxx　上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）」は腎・尿管結石に対して超音波を照射し結石を破砕します。
この手技は手術に分類されますが、手術室ではなく専用の治療室で行います。予定入院で、入院当日手術を行います。
「110200xx02xxxx　前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術」は、前立腺肥大症に対して経尿道的前立腺切除を行う診療プロセスです。
「110080xx03xxxx　前立腺の悪性腫瘍 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術」は前立腺がんに対する放射線照射を行うために経皮的に金属マーカーを挿入する診療プロセスです。予定入院当日穿刺翌日退院です。

「060160x001xxxx　鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等」は、鼠径ヘルニアに対して腹腔鏡下または局所切開により根治手術を行う診療プロセスです。小児に対する類似の診療プロセスは小児外科で集計されます。
「060035xx010x0x　結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 定義副傷病なし」は、結腸がんに対して、定型的な切除手術を行う診療プロセスです。腹腔鏡下手術が多数ですが、開腹手術も含まれます。
「060335xx02000x　胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 副傷病なし」は、胆嚢炎に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を行う診療プロセスです。
「060020xx02xxxx　胃の悪性腫瘍 胃切除術　悪性腫瘍手術等」は、胃がんに対して、腹腔鏡下または開腹手術を行う診療プロセスです。
「060150xx03xxxx　虫垂炎 虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等」は、腹腔鏡下または開腹により虫垂切除術を行う診療プロセスです。小児に対する類似の診療プロセスは小児外科で集計されます。

「090010xx010xxx　乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術・処置等１なし」と「090010xx02xxxx　乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）」は、乳房の悪性腫瘍に対して手術を行う診療プロセスで、両者の違いは切除範囲やリンパ節郭清範囲の違いです。

「060160x101xxxx　鼠径ヘルニア（15歳未満） ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等」は、鼠径ヘルニアの15歳未満の患者に対して主に腹腔鏡下で両側同時根治手術を行う診療プロセスです。
一部の局所切開で行う手術も含まれます。多くは予定入院当日手術翌日退院です。
「140590xx97xxxx　停留精巣 手術あり」は原則手術当日入院翌日退院です。
「060150xx03xxxx　虫垂炎 虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等」は急性虫垂炎に対して腹腔鏡下虫垂切除術を行う診療プロセスです。

「020110xx97xxx1　白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼」及び「020110xx97xxx0　白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼」は、白内障に対して水晶体置換術を行う診療プロセスです。前者は両眼に対して、入院1日目３日目に片眼ずつ手術4日目退院、後者は片眼に対して入院1日目手術2日目退院です。
片眼手術は外来で多く行われますが、ここには入院症例だけ集計されます。

「030350xxxxxxxx　慢性副鼻腔炎」は慢性副鼻腔炎に対して手術を行う診療プロセスです。
多くは予定入院翌日手術です。
「030240xx99xxxx　扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし」は、扁桃腺及び周囲の化膿性炎症に対し、手術は行わず抗生物質投与などの薬物療法を行う診療プロセスです。
「100020xx010xxx　甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術　切除等 手術・処置等１なし」は、良悪性の甲状腺腫瘍に対して甲状腺切除術を行う診療プロセスです。
「030240xx01xxxx　扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等」は、切開排膿手術などを行う診療プロセスです。
「030230xxxxxxxx　扁桃、アデノイドの慢性疾患」は、口蓋扁桃手術摘出などの手術を行う診療プロセスと、保存的療法を行う診療プロセスが含まれます。

「K688　内視鏡的胆道ステント留置術」は、良性および悪性の胆管の狭窄病変に対して、外科手術ではなく内視鏡を用いて、狭窄部位を内側から広げ支持する「ステント」を挿入する手術です。
「K6871　内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの）」は、主として胆管結石に対して、内視鏡を用いて十二指腸乳頭の括約筋を切開し、排石を促す手術です。
「K6113　抗悪性腫瘍剤動脈，静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）」は、主に悪性腫瘍に対して持続的に抗がん剤を注入するためのカテーテル及び装置を植え込む手術です。四肢に植え込んだ場合は別のコードに集計されます。
「K654　内視鏡的消化管止血術」は、良性および悪性の病変による消化管出血に対して、内視鏡を用いて止血操作をする手術です。
「K7211　内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）」は、大腸の良性ポリープに対して内視鏡を用いて切除する手術です。

「K5951経皮的カテーテル心筋焼灼術　(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの)」「K5952経皮的カテーテル心筋焼灼術　(その他のもの)」は、
いずれも頻脈性の不整脈に対して、外科手術ではなく、血管内カテーテル操作で、不整脈の原因となる心臓の筋肉（心臓のごく一部です）を熱で変性させることにより治療する手術です。
この手技は局所麻酔で行われ手術に分類されます。両者の違いは詳細な手技の違いで、不整脈の原因などに応じて選択されます。
緊急入院して緊急手術する場合もありますが、多くは予定入院翌日手術、手術後翌日から3日で退院です。
「K5493経皮的冠動脈ステント留置術（その他）」は、心臓に酸素や栄養を供給する冠状動脈に治療を必要とする高度な狭窄が見つかった患者さんに行う外科手術ではなく、血管内カテーテル操作で狭窄した血管を中から押し広げる「ステント」を挿入し、狭窄の改善や再狭窄の予防を行う手術です。
急性心筋梗塞・不安定狭心症以外の患者さんは、主に予定入院翌日手術その3日後退院です。
急性心筋梗塞・不安定狭心症に対して類似の手技が行われた場合は、別の手術として集計されます。
「K5491　経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞）」は、急性心筋梗塞で緊急入院する患者さんに対して前者の手技と同様に冠状動脈閉塞部位の再開通及び、高度狭窄部位の拡張を行います。
「K5972　ペースメーカー移植術（経静脈電極）」は、主に徐脈性不整脈の患者に対してペースメーカーを皮下に植え込む手術です。

「K6121ｲ　末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純）」は、人工透析を行うために必要な動静脈シャントを造設する手術です。
主として、前腕の末梢（手首）に造設します。
「K616-41　経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）」は、前者で作成したシャント血管に狭窄や閉塞が生じた時に主にカテーテル操作でその原因を取り除く手術です。
ここには同一患者に一回目の手術を行った場合のみ集計され、複数回行った場合は別のコードに集計されます。
「K6147　血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）」は、人工透析を行うために必要な動静脈シャントを造設するために、自己血管や人工血管を用いる手術です。
主に前者の手術を繰り返したのち改善が見られない場合に行います。

「K672-2　腹腔鏡下胆嚢摘出術」は、主として胆石症や胆のう炎に対して腹腔鏡下で行われる手術です。
「K634　腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）」は、鼠径部切開ではなく、腹腔鏡下にて両側同時に行う手術です。
小児に対する手術は小児外科に集計されます。
「K719-3　腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術」は、主に結腸がんに対して行われる手術です。
「K6335　鼠径ヘルニア手術」は、鼠径部切開で行う手術です。小児に対する手術は小児外科に集計されます。
「K672　胆嚢摘出術」は、主として胆石症や胆のう炎に対して開腹して行う手術です。

「K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術　肺葉切除又は１肺葉を超えるもの」および「K514-21胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）」は共に、主として肺がんに対して行われる胸腔鏡下手術です。
前者は標準的な手術、後者は切除範囲を縮小した手術です。
「K5131胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除））」は気胸に対して行われる標準的な胸腔鏡下手術です。

「K616　四肢の血管拡張術・血栓除去術」は、四肢の動脈の動脈硬化による狭窄や血栓による狭窄や閉塞に対して、血管内カテーテル操作などにより手術を行います。
「K5551　弁置換術（１弁）」は、心臓の4つある弁のうち1つの弁を人工弁に置換する手術です。
「K617-4　下肢静脈瘤血管内焼灼術」は、予定入院当日手術です。
「K5612ｲ　ステントグラフト内挿術（１以外の場合）（胸部大動脈）」は、胸部大動脈瘤に対して切除は行わず、ステントを留置する手術です。
「K5601ﾆ　大動脈瘤切除術（上行大動脈）（その他のもの）」は、大動脈弁に対する手術は行わず上行大動脈瘤を切除し、人工血管に置換する手術です。

「K4762乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない））」および「K4763乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない））」および「K4765　乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術・胸筋切除を併施しない）」はいずれも乳がんに対する手術で、乳房の切除範囲・リンパ節郭清範囲による違いです。

「K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）」は、予定入院手術翌日退院です。
「K718-21腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）」は、虫垂炎に対して腹腔鏡下で虫垂切除術を行う手術です。
「K836停留精巣固定術」は、停留精巣（睾丸）を陰嚢に固定する手術です。

「K0461骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿」および「K0462骨折観血的手術　前腕、下腿、手舟状骨」は、いずれも明示された部位の非開放性骨折に対する外科手術です。部位や外傷の程度により在院日数は異なります。
「K0821人工関節置換術（肩，股，膝）」は、主に明示された部位の変形性関節症などに対して関節置換術を行う手術です。
「K0811人工骨頭挿入術（肩，股）」は、主に明示された部位の外傷に対して人工骨頭に置換する手術です。
「K0483骨内異物（挿入物を含む）除去術　（前腕、下腿）」は、明示された部位に対して過去施行された骨折観血的手術などの際に埋め込まれた固定するためのプレートなどの人工物を、治癒後の遠隔期に除去する手術です。

「K164-2　慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」は、慢性硬膜下血腫に対して行う手術で、入院当日あるいは翌日に手術を行います。
「K178-4　経皮的脳血栓回収術」は、脳内血管に生じた血栓を開頭手術ではなく血管カテーテル操作によって除去する手術です。
「K1643　頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内）」は、様々な原因による頭蓋内血腫を開頭して除去する手術です。
「K1692　頭蓋内腫瘍摘出術（その他）」は、様々な脳腫瘍を開頭して摘出する手術です。
「K1771　脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）」は、脳動脈瘤に対して開頭し、脳動脈瘤の入り口に血管クリップを掛けて脳動脈瘤の破裂を予防する手術です。同時に複数箇所行った場合は別のコードに集計されます。

「K9131新生児仮死蘇生術（仮死第1度 )」と「K9132新生児仮死蘇生術(仮死第2度)」は共に、アプガースコア（出生時の状態を評価する指標10点満点）が低い場合に行われる処置ですが、手術として扱われます。第2度の方が重症です。

「K0072皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）」は、皮膚の悪性腫瘍で予定入院する患者さんに、外科切除を行う診療プロセスです。
入院当日に手術を行うのが原則です。
「K0051皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満）」および「K0052皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）」は、皮膚皮下の悪性ではない病変に対する手術で、両者の違いは切除範囲の大きさです。原則予定入院当日手術です。外来で行われる症例が多数ですが、ここには集計されません。

「K8036ｲ　膀胱悪性腫瘍手術　（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）」は、比較的早期の膀胱がんに対して経尿道的に鏡視下で切除する手術です。
「K768　体外衝撃波腎・尿管結石破砕術」は腎結石尿管結石に対して行なわれる、外科手術ではなく、体外から衝撃波(超音波）を体内の結石に当て破砕する手術です。手術室ではなく専用の治療室で行われます。
「K007-2　経皮的放射線治療用金属マーカー留置術」は、前立腺がんに対して放射線照射を行うための金属マーカーを留置する手術です。
経皮的に穿刺します。当日入院翌日退院です。
「K783-2　経尿道的尿管ステント留置術」は、腎や尿管の狭窄病変に対して開腹手術ではなく経尿道的に鏡視下でステントを留置する手術です。
「K8412　経尿道的前立腺手術　その他のもの」は、前立腺肥大症に対して開腹手術ではなく経尿道的に鏡視下で切除する手術です。
予定入院が多く、この場合入院翌日手術が原則です。

「K8982　帝王切開術　選択帝王切開」と「K8981　帝王切開術　緊急帝王切開」の違いは、予定手術か緊急手術の違いだけで、手術及び術後経過は同じです。
「K8882　子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）」は、主に卵巣の良性腫瘍に対して開腹ではなく腹腔鏡下で行う手術です。
「K877　子宮全摘術」は、子宮筋腫などの良性疾患に対して行なわれる手術です。
多くの場合予定入院で、入院翌日の手術となります。子宮の悪性腫瘍に対する子宮全摘術はここには集計されません。
「K879　子宮悪性腫瘍手術」は、主に子宮がんに対して根治的切除を行う手術です。

「K2821ﾛ水晶体再建術（眼内レンズ挿入する場合）（その他のもの）」は白内障の患者さんに対して行なわれる典型的な手術です。
片眼手術の場合は手術当日入院翌日退院です。両眼手術の場合は、入院当日と翌々日手術、その翌日退院です。多くは外来で手術を行いますが、その場合ここには集計されません。
「K2801　硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）」は、網膜硝子体の病変に対して顕微鏡を用いて手術を行う診療プロセスです。

「K3772　口蓋扁桃手術（摘出）」は,20例は睡眠時無呼吸症候群に対する手術で,残りは扁桃の炎症性疾患に対する手術です。
予定入院が多く、この場合入院翌日の手術が原則です。
「K340-5　内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）」は、鼻内視鏡を用いて主に副鼻腔炎に対して行う手術です。
１型から４型までありますが、手技や手術範囲の違いです。４型が最も複雑な手術となります。多くは予定入院で翌日手術です。
「K368　扁桃周囲膿瘍切開術」は緊急入院患者さんに対して行われます。
「K4631　甲状腺悪性腫瘍手術（切除）」は、甲状腺がんに対して切除を行う手術です。
「K4611　甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術（片葉のみ）」は、甲状腺の良性疾患に対して行われる手術です。