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医療関係者の方 medical staffs 医療関係者の方medical staffs

外科 土浦協同病院後期研修(専修)プログラム

当科は鼠径ヘルニア・虫垂炎・胆石症といった良性疾患から食道癌・胃癌・大腸癌といった消化管、肝胆膵3領域の悪性腫瘍まで消化器全ての手術を行っています。

胃癌・大腸癌に関しては病期の進行度により腹腔鏡手術を行っており、症例の半数以上が腹腔鏡手術で行われています。体の負担が少ない手術のため術後1週間から10日前後で退院していただいています。当院では術後PCA(Patient controlled analgesia 患者自己管理鎮痛法)ポンプを使用しています。これは痛いときに自ら即座に鎮痛剤を投与できるシステムです。これにより早期離床が可能となります。また術後早期に経口摂取を開始することにより開腹手術でも入院日数が著明に短縮し腹腔鏡手術と変わらなくなってきています。

消化器の癌に関しては原則的に各学会の治療ガイドラインに沿った治療を行っています。消化器内科医、放射線科医、病理医と密に連携し迅速に診断し、患者さんにとって最善の治療を速やかに行うことを目標としています。また患者さんによってはガイドラインにとらわれない治療も検討します。他の施設で手術の適応が無いと診断された癌や再発した癌であっても見方を変え、方法を工夫することにより切除できる場合があります。もちろん全ての癌が切除できるわけではありませんが、年齢・合併症を考慮した上であきらめない医療を行うことをモットーとしています。

私たちは最高の手術を提供することで地域の方々に貢献したいと考えています。

研修内容

学会専門医訓練施設年次別プログラムに準ずる

後期1年次

  1. 摘出手術、アッペ、ヘモ、ヘルニア、腹腔鏡下胆嚢摘出術、良性疾患の開腹手術、各種鏡視下手術の第2助手。
  2. CT、AG、MRIなどの画像診断。
  3. 上部・下部消化管内視鏡の診断・手技
  4. 経腸・経静脈栄養管理
  5. 救急外来の診療

後期2年次・3年次

上記1.から5.に加えて総胆管結石、幽門側胃切除、胃全摘術、癌に対する結腸切除、直腸癌手術の術者、肝胆膵手術の第1助手

後期4年次

一般外科医としての自立を目指す。 Major Surgery 全般の術者、あるいは第1助手。実力により肝胆膵手術の術者、食道癌手術の術者・第1助手

研修後の進路

選考により当院勤続あるいは東京医科歯科大学大学院進学が可能

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