土浦協同病院の初期臨床研修は1993年に開始しました。現在の初期研修医は、各学年が管理型(公募)15名、連携型(襷掛け)6名前後です。出身大学は東京医科歯科大学・筑波大学が半数で、あと半数は様々な大学から集まっています。当院は茨城県南東部地域の中核病院で、年間外来患者50.6万人、年間入院患者22.3万人、紹介率88%、逆紹介率67%、年間救急搬送8,000例です。
当院の診療理念は「患者さんにはやさしく、病気には厳しく。」で、患者本位の、科学的な、安全な医療の提供をめざしています。土浦協同病院の診療の4つの柱は、救命救急医療、高度先進医療、がん医療、小児周産期医療です。
土浦協同病院は現在800床、医師250名、30診療科で、専門研修(後期研修)は基本領域19診療科中17診療科(臨床検査、総合診療を除く。精神科は協力病院にて行う。)の研修ができます。成人のプライマリ・ケアは総合内科として対応します。 指導医は約80名いて、教育熱心です。
土浦協同病院の初期研修を勧めるポイントは以下の10項目です。
専門研修は内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、6診療科が基幹研修施設になっています。他に、脳外科、泌尿器科、麻酔科、救急科、形成外科、皮膚科、耳鼻科、眼科、放射線科、病理、リハビリ科、11基本診療科が、東京医科歯科大学、筑波大学、等の連携施設として専門研修を行います。 サブスペシャルティー研修は、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科、代謝内分泌内科、脳神経内科、血液内科、膠原病内科、消化器外科、心臓外科、血管外科、呼吸器外科、小児外科、小児循環器科、小児神経科、新生児科が研修できます。
医師は生涯にわたって学習を続け医師として成長し続けなければなりませんが、初期研修医時代にどのような姿勢で研修に臨み、どのような症例に出会ったかは、医師として研鑽を積み重ねていくための重要な基盤となります。土浦協同病院での初期研修では皆さんそれぞれが医師としての強固な土台を築き上げることができる筈です。私たちもそのための努力を惜しみませんので、一緒に成長していきましょう。
2020年4月1日
臨床研修委員長 渡辺章充(わたなべあきみつ)