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医療トピックス

16列マルチスライスCTの紹介

2008年10月01日 (水)

16列マルチスライスCTの紹介 今年3月から当院では茨城県で初めての16列マルチスライスCTシーメンス社製(以下MSCTと呼びます)が稼動しています。X線検出器を16列並べることにより、MSCTでは一回の撮影で従来のCT16枚分の断面を一気に得ることができます。しかもその得られる体内の情報はより微細で、検査時間の短縮・被爆の軽減もはかられています。検査終了と同時にすべての画像ができており、リアルタイムに診断ができるようになりました。また、CTは本来撮影装置が体のまわりを回転し体の輪切り像をつくっていましたが、これに加えMSCTでは任意の断層面での観察が可能です。必要なら立体を再構築し、外からや内からみた画像(仮想内視鏡)も短時間に用意できます。現在では気管・血管内とともに胃・大腸内腔も描出できるようになり、バリウムを飲む胃の検査は近い将来なくなる可能性も出てきました。また心筋梗塞は心臓の栄養血管である冠動脈がつまっておこりますが、これはコレステロール沈着による動脈の軽い狭窄部(粥腫)が破裂し血栓が形成されておこることが最近わかってきました。この冠動脈の軽い狭窄部(狭窄率50%以下)をみつけるには、従来の心電図では不可能であり、多少危険はありますが直接冠動脈に管をいれて撮影する造影検査の必要がありました。ところが16列MSCTでは30%前後の狭窄まで末梢静脈からの造影剤投与で安全に描出できるようになりました。

なおこのMSCTは直接協同病院に来院されなくてもかかりつけの先生の紹介でもご利用できます。一度ご相談ください。

放射線科 部長 前田学

心臓の立体を再構築像です

気管内部の画像です

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