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病院前診療

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ドクターカー

当院では通報内容に含まれるキーワードや現場に到着した救急隊の判断をもとに重症であることが予想される患者さんに対して、ドクターカーで医師や看護師からなるチームを救急現場に派遣しています。当院のドクターカーはラピッドレスポンスカータイプ(乗用車型)であり、土浦・阿見地域、石岡地域、稲敷地域、鉾田地域、鹿行南部地域の幅広いエリアをカバーします。現場あるいは現場と病院との中間にあるドッキングポイントで救急隊と合流して診療にあたります。

当院のドクターカーの出動基準は以下のとおりです。

  • 生命の危機が切迫しているか、その可能性が疑われるとき。心肺停止患者やそれを強く疑い患者を含む
  • 重症患者(コントロール不能のショックなど)や特殊救急疾患(多発外傷、重症熱傷、四肢切断など)であって、医療チームの現場投入、もしくは搬送途上で合流し医療チームを投入することが、患者にとって有利になると判断される場合。
  • 救急現場での救急診断処置に医師を必要とするとき
  • 多数傷病者発生事案

 

出動実績を示します。

コロナ禍の時期には一時的な運用制限もあって減少しましたが2022年度からは従来以上のペースで出動しています。

 

現場では派遣された医療チームや救急救命士が許される治療行為を超えた高度な医療を提供します。

  1. 大量出血患者に対する止血鉗子を用いた止血処置
  2. 大動脈遮断バルーンによる一時的血行遮断
  3. 致死性不整脈に対する抗不整脈薬の投与
  4. 院外分娩における母体および新生児に対する応急処置
  5. 心停止前の緊急気道確保
  6. 鎮痛薬の投与
  7. 現場や移動中の超音波検査による体腔内出血の早期発見→病着前の院内治療体制準備
  8. 現場や移動中の誘導心電図や超音波検査による急性心筋梗塞の早期発見→病着前の院内治療体制準備

茨城県防災ヘリを用いたドクターヘリの補完運用

 

茨城県ではヘリコプター搬送が望ましい緊急性の高い事案について、ドクターヘリの出動要請が他事案と重なった場合に県の防災ヘリを補完的に運行する事業を行っております。(多重要請に伴うドクターヘリ未出動は2017年度は156件にもなります)

当院はこの事業における医療チーム派遣病院であり、防災航空隊基地に待機する防災ヘリが病院ヘリポートで医療チームをピックアップして救急現場へ出動します。

このような事業を活用することで医療圏を越えた救急医療提供体制の強化に貢献しています。

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