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一般検査

尿検査でわかること(尿は身体の情報の宝庫)

みなさんは、尿検査をしたことがあると思います。尿検査をして何が分かるのか疑問に思われた方もいらっしゃると思います。 「おしっこ 」のもとは血液で 「おしっこ 」を作るのが腎臓です。腎臓の大きさは人のにぎりこぶし位で左右に1個ずつあります。腎臓は人の体にいらなくなった成分をろ過する働きがあり1日に1000Lの血液が送られてきます。このうち1L~1.5Lが 「おしっこ 」になって腎臓から尿管へ流れ膀胱・尿道を経て体の外に排泄されます。尿のもとは体の中を流れている血液なので体の中の情報がたくさん詰まっているのです。

「おしっこ 」は、本来きれいなものです。 「おしっこ 」が汚いと思われるのは、 「おしっこ 」が体の外に排泄され時間が経過すると 「おしっこ 」に含まれる成分が分解し、腐敗して臭いを放つからです。
健康な人の 「おしっこ 」の色は、透明な淡黄色か麦わら色です。何らかの病気によって 「おしっこ 」の色がいつもとは変わったり、混濁、尿量の増減が見られたりします。しかし、食事や飲み物・薬などで色は様々に変化や混濁を示すことがあります。スポーツ等で汗をいっぱいかいた後の 「おしっこ 」は、色も濃くなります。ですから、いつもと違う 「おしっこ 」が出たからといってもすぐ病気に結びつくとは限らないのです。

尿は採血と違い苦痛も無く簡単に採取でき、たくさんの情報が詰まっており多くのことが分かる最も重要な検査の一つということになります。さらに、精密検査として尿を顕微鏡で観察する尿沈渣検査や、ホルモンやナトリウムなどを化学的に検査する項目などけ検査項目はたくさんあります。

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