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輸血検査

輸血は、血液中の赤血球、血小板などの細胞成分や凝固因子などの蛋白質成分が量的、質的に低下した時にその成分を補充し症状を改善させるために行います。

輸血には善意の献血による血液製剤を使用します。その血液製剤は他人の血液であるためウィルスの感染や免疫反応をおこす可能性があります。

日本赤十字血液センターでは、血液製剤のウィルスの検査を核酸増幅検査(NAT)で、実施しています。ウィルスを構成する核酸(DNA,または、RNA)の一部を約1億倍に増幅してウィルスの有無を検出するため、とても感度の良い検査です。しかし、まれにウィルスに感染してしまうこともあります。

当院の輸血部では、ABORh血液型、不規則抗体、交差適合試験などの検査を実施しています。自分と違うタイプの血液が輸血や妊娠などで体内に入ると免疫反応がおこり、不規則抗体を産生する可能性があります。そして、次の輸血や妊娠で再度同じタイプの血液が体内に入ると、産生された不規則抗体が入ってきた血液を攻撃して副作用をおこします。輸血部での検査はこの様な免疫反応を防ぐための検査です。

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