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脊椎

脊椎は一般には「背骨」といわれていますが、首の部分は頚椎、背中は胸椎、腰は腰椎といいます。脊椎の機能は、身体を支えたり、椎間板という蝶番で運動の支点になったりする機能の他に、脊髄や馬尾という神経を守る機能を持っています。これらの機能に障害が出た場合、治療が必要になります。 高所からの転落や交通事故などで脊椎が骨折や脱臼を起こすと、脊髄が損傷されて麻痺が起きたり、身体を支える機能が失われて寝たきりになったりしてしまいます。麻痺の改善や寝たきりを防ぐためには、脊椎の固定が必要になります。最近は金属を使って固定し、術後早期離床が可能になっています。当院では年間20例程度の骨折固定手術を行っています。

一方、こういった事故で突然発症する障害以外に、加齢によって徐々に神経が障害される場合があります。頚椎の場合、50歳代から手足の しびれで始まることが多く、だんだん手足の動きが悪くなり、ひどい場合には歩けなくなります。これは首の骨の中に入っている脊髄が老化現象によって圧迫されて起こります。頚椎レベルでの障害では、手術をしない方法ではなかなかよくならないので、症状が進行性の場合は早めに手術する必要があります。当院では年間20例程度の頚椎手術を行っています。

腰椎のレベルでは「腰椎椎間板ヘルニア」というのが、おそらく一般の方々に一番なじみのある病名だと思います。これは骨と骨を連結する蝶番の椎間板が壊れて中味が神経にさわるために腰痛や坐骨神経痛が起こる病気です。最近はMRIを用いて外来検査でヘルニアが解るようになりました。放っておいても約80%の人は 治っていきますが、なかなか良くならないこともあり、手術が必要になることもあります。当院では徹底的な除痛を行っても痛みが6週以上遷延する場合は、早期社会復帰を目的に手術をお勧めしています。

これと並んで多いのが「脊柱管狭窄症」という病気で、高齢の人に多く、坐骨神経痛や歩行時の下肢痛が起こります。 PGE1製剤が有効な場合が多いですが、2ヶ月以上内服しても効果が見られないような場合は、手術を検討します。 腰椎手術は年間60例程度行っています。

「背骨」の手術をすると歩けなくなると思っていらっしゃる人が多いのですが、最近は手術の方法や手術器械が進歩して、そのようなことはめったにありません。火曜木曜午前に脊椎外科専門医・指導医の河内が外来担当していますので、お気軽に相談下さい。受診の際は紹介状やMRI画像を持参して頂けると、助かります。

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