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手の外科・上肢外科

 神経、血管、腱など詳細な解剖学的知識を要し、細かい機能の回復を要求される手外科領域は専門領域となっています。現在当院では、常勤医である手外科専門医を中心に診療に年間500例を超える上肢手術(肩肘を含む)を行っており、当院整形外科の特徴の一つとなっています。この領域の治療は様々な術式を含むことが特徴であり、すべてを提示することは出来ないのですが、以下に代表的な疾患外傷を提示します。

 もっとも多い症例は骨折など外傷に対するものですが、単純な骨折の加療は勿論として農機具や工業機械などによる重度外傷に対しての手術が多いのも当院の特徴です。神経や血管の損傷に対しては顕微鏡下での縫合術を行っています。残念ながら外傷後の経過というのは漫画の世界のように完全に治ることばかりではなく、何らかの障害を残存することも少なくはありません。その中でどれだけの機能を温存できるかが問題となり、そのためには初期加療が非常に重要といわれています。いかなる症例も満足のいく経過をたどるなどと夢のようなことを言うつもりは到底ありませんし、重度外傷においては複数回の手術も必要となることが多いのですが、根気強く可能な限りの治療や手術を提供しているとの自負はあります。

 具体的な治療例を提示します。手指変形性関節症に対する人工関節置換術は前部長である石突が開発した人工関節を使用しています。手指切断に対する再接合術も希望があれば積極的に行っています。困難な症例に対して再接合術をチャレンジすることもあり、100%生着するわけではありませんが、80-90%程度の生着を獲得しています。

指人工関節のレントゲン像
正面像 側面像
手指の切断
中指切断直後 再接着術後

 一般的な外傷として最も多いのは橈骨遠位端骨折です。転倒して手をついた際に生じる骨折として有名であり、老若男女を通じてみられる外傷ですが、中高年以上の女性に多く見られます。この骨折に対しては掌側からプレート固定を行うのが一般的であり、当科においてもスタンダードな治療を提供しています。

橈骨遠位端骨折

 また、変性疾患として非常に症例の多い手根管症候群や狭窄性腱鞘炎などの手術は局所麻酔下で日帰りでの手術が可能となっています。

 重度先天異常や腕神経叢損傷など一部の特殊領域を除けば、末梢神経障害や腱鞘炎など一般的な手外科手術から重度外傷や変性疾患まで大部分の領域に対して対処が可能です。紹介患者も非常に多く、お悩みの方は一度ご相談ください。

 

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