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脳梗塞 / 血管狭窄・閉塞

近年の高齢化や食生活の欧米化の影響で動脈硬化症を持つ方が増え、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患と共に虚血性脳血管障害の患者様が増えています。虚血性脳血管障害とは脳の血管が動脈硬化や血栓(血液の固まり)等でつまってしまったり(閉塞)、脳の血管や脳に行く血管(大動脈から枝分かれして頚を通って頭の中に入ります)が動脈硬化等で狭くなってしまい(狭窄)十分に血液が脳に届かなくなった状態を呼びます。虚血性脳血管障害には脳梗塞やその1歩手前である一過性脳虚血発作があります。脳梗塞は脳に十分な血液が届かなかったために脳組織が壊死してしまった状態を指し、一度脳梗塞に陥ってしまった部分は二度と蘇ることはなく治療はできません。しかし脳梗塞の周りにまだ壊死には至っていなくても循環が悪いために機能していない場所がある場合には、脳の循環を良くしてあげる(血行を再建する)ことで、機能が改善・回復する可能性があり、脳梗塞が軽くすんだ場合には、その再発を予防するために血行再建が必要なことがあります。また、一過性脳虚血発作(一時的に手足が痺れたり、眼が見えなくなる等の症状が起こります)は血行再建等の適切な治療を行なわないと脳梗塞に進行してしまう危険性が高いとされています。特に、頚動脈が首の部分で狭窄してしまっているときには内服薬の治療では限界があり、手術の危険性を考慮しても血行再建術を行なった方が脳梗塞の発生や再発の危険性がはるかに低くなることが欧米の大規模な研究で実証されてきています。血行再建術には観血的な手術の他に、近年発達の著しい血管内治療があります。血管が狭窄・閉塞している場所や全身の動脈硬化の状態などより治療法が異なり、個々の患者様の状態に応じた治療方針が必要です。

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