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気管支喘息

気管支喘息(咳喘息)

気管支喘息の治療には、吸入ステロイド薬を継続することにより気道炎症を改善させることが重要です。当科でも吸入ステロイド薬を主体とした治療を行っています。吸入治療の継続により発作は激減しますが、吸入ステロイド薬を行っても充分にコントロールが得られない場合には、ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤などの生物学的製剤の投与 も行っており、アレルギー型や好酸球型の気管支喘息には多くの場合、非常に有効です。
長期間続く咳(おおむね3週間以上)を“慢性の咳”と呼んでいますが、この場合には、咳喘息(咳だけを症状とする気管支喘息)という気管支喘息に 近い病態が隠れていることが多く、吸入ステロイド薬が著効します。また、慢性の咳には、他に、鼻炎などによる後鼻漏(鼻汁がノドに落ちてくる感じが特徴的です)や、胃酸の逆流が原因になっていることも多く、それぞれ、抗ヒスタミン剤、制酸剤の内服が有効です。

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