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腹腔鏡下胃切除術

早期胃癌および進行癌の一部(漿膜面露出の無い症例、1群リンパ節少数転移までの症例、)、GISTなどの粘膜下腫瘍を適応としています。胃癌に対しては主に幽門側胃切除術(LADG)・胃全摘(LATG)・噴門側胃切除(LAPG)を行い、粘膜下腫瘍に対しては部分切除(鏡視下部分切除ないしLECS:腹腔鏡・内視鏡併用腫瘍局所切除術)を行っています。腹腔鏡手術とは腹部に3~5カ所の穴(5~10mm)を開けて、腹腔内に挿入したカメラの画像をテレビモニターで見ながら行う手術です(Fig.1:腹腔鏡下胃切除術の手術風景:Reduced port surgery による最新術式)。リンパ節郭清を安全に行うため、特殊3D-CT画像を用いたNavigation surgeryを全例に施行しております(Fig.2:最新330列3D-CTangiographyによる胃周囲血管画像)。切除した胃はお臍を開いて取り出し、胃切除後の再建も鏡視下に行う完全鏡視下手術を導入しており、一般的な腹腔鏡補助下手術(6cm程度お腹を開ける手術)よりさらに痛みの少ない手術となっております(Fig.3)。従って早期退院が可能であり、術後7~9日の退院となっております。入院から退院までクリニカルパスで管理し、患者様にも分かりやすい、不安の少ない治療を目指しております(Fig.4)。

(Fig.1) (Fig.2)
(Fig.3) (Fig.4)

腹腔鏡下胃切除術は難易度の高い手術のため、全症例を内視鏡手術技術認定医を中心としたチームで行っております。 近年はESD(経口内視鏡で癌のみ切除する究極の胃温存治療)が消化器内科で積極的に行われており早期癌手術症例は減少傾向にありますが、腹腔鏡手術導入時からの総数は650例を超えております。 (Fig.5)。特に難易度の高い腹腔鏡下胃全摘術(LATG)も220例を超え、当院での標準術式となっております。 近年増加しております80歳を超える高齢者胃癌に対しても、腹腔鏡手術によりお体の負担を減らすことができるようになりました(最高齢は96歳です)。そして超進行癌に対する審査腹腔鏡も積極的に導入しており、不必要な開腹手術は極力控え、抗がん剤治療が速やかに行えるよう心がけております。 腹腔鏡手術の適応から外れる進行胃がんや過去に大きな腹部手術を受けたことのある症例では従来通りの開腹手術も行っております。他院で開腹手術が必要と説明された患者様が、腹腔鏡手術やESDの適応と判断される場合もございます。 毎週(水)・(金)の胃疾患専門外来にて時間をかけて丁寧にご説明いたしますので、お気軽にご相談下さい。セカンドオピニオンも受け付けております。

(Fig.5)
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