メニュー

用語集 Glossary 用語集Glossary

冠動脈CT検査

冠動脈CT検査

冠動脈CT検査は、心臓に酸素や栄養を送る冠動脈と呼ばれる血管の状態を低侵襲で調べることができる検査です。冠動脈が動脈硬化などの疾患で細くなることで、心臓に十分な血流が送られなくなることにより狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の有無を調べるのに非常に有用です。

実際には点滴で造影剤を注射し、体外からX線を照射して得られたCT画像をコンピューターで立体的に再構成します。それにより今までは心臓カテーテル検査でしか分からなかった冠動脈の走行、狭窄や心臓の構造的な異常を評価することができます。

心臓カテーテル検査と比べ、体への負担が少なく、外来で行うことが出来き、経済的な負担も少ない検査です。当院では最新の320列CT装置(Aquillion ONE™, TOSHIBA)を2011年より導入し、放射線被ばく量および造影剤使用量の低減に努めています。 糖尿病、高血圧、高脂血症、喫煙歴など虚血性心疾患のリスクが高い方から、運動時の胸の痛みや心電図異常などの症状・所見の認められる方まで広く検査を行っております。

実際の狭心症患者における冠動脈CT検査と冠動脈造影検査の比較

冠動脈CT:左前下行枝に高度狭窄が疑われた。 冠動脈造影検査:同じ部位に90%狭窄が確認された。
ページトップへ