メニュー

用語集 Glossary 用語集Glossary

慢性副鼻腔炎

一般に急性副鼻腔炎が治らずに慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。慢性化する理由は、鼻と副鼻腔をつないでいる小さな穴(自然口)が細菌感染により生じる粘膜のはれにより閉じられてしまい、副鼻腔にたまったうみが鼻腔に排泄されにくくなることにあります。たまったうみにより、さらに粘膜のはれがひどくなり、鼻のなかに鼻茸(はなたけ)が発生します。別名、”蓄膿症”と呼ばれることもある病気です。
また、一般的な慢性副鼻腔炎とは別に、気管支喘息を伴う慢性副鼻腔炎があります。一般的な慢性副鼻腔炎と比べ、鼻茸が多発性に発生し、鼻汁は非常に粘りがあり、難治性です。アレルギーと細菌感染が同時に起こることが病態に深く関係していると考えられます。

当院ではほとんどの方に対し全身麻酔下で内視鏡を用いて鼻の中より手術を行っています。また、術前に撮影されたCT画像上に手術器具の先端をリアルタイムで表示し目的部位に正しく導く画像支援ナビゲーションシステムを導入し、眼窩や頭蓋との境界を明示することでより安全な手術が可能です。

ページトップへ